贈り物の話をしていた。
花よりお菓子のほうがいいかなと話がまとまるときに「藤むらの羊羹はどうか」と提案があった。「藤村?」聞けば夏目漱石など著名な文豪が愛した味という。だけど購入するにはハードルが高く、営業している時間も短ければいつ手に入るか確定できず。でもそこまで聞いたら食べてみたくなるもの。お願いし購入してもらうことに。場所は文京区本郷、いつも店開きしているわけではないので並んでも無理だそうで。箱裏に記してある賞味期限はようかんとしては短い。
夏目漱石、森鴎外の書に登場した際の一節が同封
曇りのない面をもつ羊かん「吾輩は猫である」「草枕」夏目漱石
「雁」森鴎外
老舗だけあって食べる前から興味をそそるプレゼンテーションが続く。糸を引いて開封してから切り分けるが、砂糖のざらつきは皆無。案内書きにもあるが上品な甘みでおいしい。砂糖が抑え目にしており、賞味期限より味優先に作られているのがうれしい。
ただ食べる前に歴史の重みを知ってしまったので、なにも知らない状態で食べたときの印象がどうなのか。
わたしは昔の羊羹の端のガリガリしたところが好みだったり(^~^
あと贈り物には間に合わなかったので、サダハル・アオキで購入。羊羹は自分達用になったのは秘密にしとこ(^~^;